――悪夢を見て、嫌な汗をかき、目覚めた経験があるでしょうか? 目が覚めてからも不安が残り、悪いことが起こるような気がしてしまいますが、実は悪いだけでもないのです。 「悪夢が意味すること/その1」に続き、代表的な悪夢が暗示することをさらに紹介します。
いじめられる夢…関係が進展する暗示
仲の良い人や好意を持っている人にいじめられる夢は、その人との関係が急速に進展する暗示。思いがけないプロポーズや、一緒に楽しく仕事をスタート、なんてことがありそうです。
仲の良くない人からいじめられる場合は、その人との関係が決定的に悪くなる暗示です。完全にこじれてしまう前の警告夢ととらえましょう。
知らない人からいじめられたら、良い出会いがある暗示となります。
事故に遭う夢…気になっていることがある
何か、気になっていることがあるようです。罪悪感があり、後悔しているのでしょう。そんな「悪いことをした自分」に、夢の中で罰を下したと思われます。夢の事故がひどいほど、気になっていることは好転するでしょう。
ケガをする夢…トラブルの予知夢
ケガの夢は、トラブルやアクシデントの予知夢と思われます。
足のケガは、仕事や旅行でのトラブルやアクシデント。手のケガは、生活全般。頭のケガは、人間関係。首のケガは健康。胸のケガは恋愛に関わることを暗示します。
血がたくさん出るほど、解決の可能性が高いでしょう。
落下する夢…現状から抜け出す暗示
どこかから落下する夢は、現状から抜け出す暗示です。落下自体は不安の暗示ですが、新しいチャレンジの不安を意味しています。ただし、地上にすっかり落ちてしまった場合は、抜け出すことには成功したもののチャレンジには失敗、という暗示でしょう。
試験に落ちる夢…試験に合格する暗示
試験に落ちる夢は、謙遜の入った自信の表れで、試験に合格する暗示です。逆夢の代表と言えるでしょう。「そこそこしか勉強していません」なんて言って、しっかり受かるということです。
遅刻する夢…チャンスを逃す暗示
焦って急いでいるのに遅刻してしまった夢は、チャンスを逃す暗示です。逃してしまいますが、チャンスが目の前にあるということでもありますので、アプローチを変えればモノにできるでしょう。完全に遅れているのに急いでいない遅刻の場合は、「焦るな」という暗示です。
探す夢…その物や人を必要としている暗示
探している物や人がわかる夢の場合、まさにその物や人を必要としている暗示です。現実の世界でも探してみましょう。
何を探しているのかわからないけれど、探して焦っている場合は、やりたいことがあるのに、やれていない状況を暗示しています。
悪夢は不安が現実化する予知夢である場合もありますが、実は逆夢であることも多々あるのです。「縁起が悪い」と怖がらず、夢を見たことで事前に対策ができる、むしろ良いことだと考えるといいでしょう。
(鈴木浩司)