――夢は、自分の記憶や願いが整理される場であり、近い未来と秘められた深層心理を暗示しているといわれています。 実際ではあり得ない「飛んでいる」夢には、どんな意味があるのでしょうか。飛ぶといっても、いろいろな状態があります。どんな風に飛んでいたかで、詳しく夢を占います。
空中を気持ちよく飛んでいる…チャンス到来
自分、または自分の近くに雷が落ちた夢は、誰にひと目惚れされてお付き合いがスタートとなりそう。逆に、異性に雷が落ちるのを見たり、異性の頭上で雷が光っている夢の場合は、誰かにひと目惚れして、いきおいで告白することになりそうです。
空中で停止している…現実逃避
浮いているけれど空中で停止している夢で、動けないでいる場合は、現実から目を背け、現実逃避している危うい状態の暗示です。
自分の意志で空中に止まっている場合はまったく逆の意味となり、万能感に満ちあふれ、未来への希望が満ちている暗示となります。
上がったり下がったり、落ちそうで落ちずに飛んでいる…思い通りにならない暗示
もっと高く上がりたいのに上がれなかったり、もう地面に降りたいのに降りることもできず、空中でジタバタ不安定に飛んでいる夢は、思いどおり事が進んでいない暗示です。気持ちも不安定で、苦労が絶えず、疲れ切っているかもしれません。
ぐるぐる旋回している…堂々巡りの暗示
ひとつのところをぐるぐると旋回している夢は、堂々巡りの暗示。次の一手をどうしたらいいのかわからず、同じことをしてみたり、前にやったことをやってみたりしている状況のようです。先に進みたいという焦りも半端ないでしょう。何か刺激がないと、ずっと回っていると夢は告げています。
墜落した…失敗の暗示
ずばり失敗してしまう暗示です。さっきまで飛ぶことができていたのですから、パワーがあったはず。しかし、外的か内的かどちらかの要因で、墜落、つまり失敗してしまうのでしょう。墜落の規模が大きいほど、大きく失敗するという暗示となります。
うまく飛べない…妨害のある暗示
かろうじて飛んでいるけれど、ときどき地面に足をついてしまうなどうまく飛べない夢は、妨害があり、うまくいかないという暗示です。ただ、すっかり落ちているわけではないので、挽回のチャンスがあるでしょう。
風が強い、雨がひどいなど悪天候が原因の場合は、環境が整っていないことの暗示。誰かや何かに足を引っ張られて飛べない場合は、妨害する人や何かがある、という暗示です。
現実では不可能な「空を飛ぶ」夢は、自分の可能性を表している夢とされています。もし、夢で空を飛んでいたら、自分の現状と可能性を見直してみるとよさそうです。
(鈴木浩司)